【質問】リノベーションやリフォームは、29業種の何に該当しますか？

建築確認が必要な大規模増改築で元請業者として工事を統括する立場であれば「建築一式」になりますが、屋内の内装リフォーム等がメインということであれば「内装工事業」が該当するケースが多いです。

都道府県によって解釈が異なることがあるため、念のため、事前に確認することをお勧めします。

建設業の種類は、建設工事の内容によって、29業種あります。

どの建設業許可を受けるのが一番良いのかしっかり確認をしましょう。
ここで許可を受ける業種を間違うと、せっかく許可を取っても無許可のままと同じことになるので、十分な注意が必要です。

建設業許可　業種一覧（国土交通省HPより引用）

たまに「建築一式」を持っていれば、どの工事でも請負うことができると思っていたというお話を聞くことがありますが、そうではありません。

建設業許可は、土木一式と建築一式の2つの「一式工事」と27種の「専門工事」分かれています。

一式工事は「総合的な企画、指導、調整のもとに土木工作物や建築物を建設する工事で、複数の「専門工事」を組み合わせて工事を行います。

一式工事の許可を持っていても、専門工事の許可がなければその専門工事を請負うことができません。

また、一式工事は、建築確認が必要な大規模増改築で元請業者として工事を統括する立場となるので、下請で一式工事を請負うことはできません。これは建設業法の「工事の一括請負禁止」に当てはまるので、建設業法違反として処分を受けることになってしまいます。

十分注意しましょう。

業種について迷う際は、安易に自己判断せずに専門家にご相談ください。